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三重経済 Hot News界2020年の取り組みは

三岐鉄道の連結バス

スマホで納税、伊賀市、百五銀行はスマホアプリ提供

 令和2年、東京五輪の年となった。三重経済 Hot News界の新しい取り組みなどについて調べた。

 伊賀市では、12月1日からスマートフォンによる市税納付を開始した。使えるのはPayPay(ペイペイ)、LINEPay(ラインペイ)、PayB(ペイビー)。市県民税、固定資産税、軽自動車税、国民健康保険税が納められる。納付書に印字されたバーコードを読み込んで決済する。手数料はかからず、時間や場所を選ばない。

 百五銀行(津市)は、スマホアプリ「百五銀行スマホバンキング」の提供を始めた。いまのところ、口座残高や入出金の状況確認ができる〝通帳機能〟だけだが、あらゆる銀行手続きを可能にする方針だ。また、投資専門の子会社「百五みらい投資」を設立する。中小企業が人手不足で事業継承できずに黒字のまま廃業するケースなどをなくすために支援する。

 近畿日本鉄道では、「幸せを運ぶ、きんてつの吊り革」企画を3月14日まで実施しており、特別な吊り革を設置した列車を運行中だ。吊り革は五角形の合格祈願吊り革(99本)、ハート型の恋愛成就吊り革(3本)、ゴールドの金運招福吊り革(1本)、クローバー型の開運招福吊り革(4本)の4種で、約430編成ある車両の内107編成に1編成あたり1本の設置をする。約16万本ある吊り革の中から見つけるのは至難の業だが、ブームになるかも。また近鉄は、近鉄名古屋−湯の山温泉(菰野町)で足湯が楽しめる観光列車「つどい」の運行(土日祝日に直通運転)も始めている。3月22日まで。

 三岐鉄道は、路線バス「四日市大学線」に最大140人が運べる連結バス1台の導入を目指し21年春から運用する構え。連結バスは2台のバスをつなぎ、全長18mで日野自動車が開発したハイブリッド車となる。

 伊勢市は、独自にデザインしたミニバイクナンバーを1月6日から交付する。伊勢工業高生が考案した。江戸時代、主人に代わってお伊勢参りしたという逸話「おかげ参り犬」をモチーフにした。背景には伊勢湾と桜が描かれている。また同市は、「市を美しくする条例」の改正案を12月2日に市議会定例会に提出し、「市ポイ捨て及び路上喫煙の防止に関する条例」と名を改め、路上喫煙禁止区域や歩きたばこ防止を盛り込んだ。改正案では近鉄宇治山田駅前、外宮参道エリア、おはらい町通りエリアが禁止される。1月施行の予定。県内では松阪、四日市、桑名市に続き4例目。 

(月刊東海財界 2020年1月号掲載)