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話題性高く、集客に成功!

津市の「おやつタウン」など

 話題を取り上げた。津市発祥のスナック菓子「ベビースターラーメン」にちなんだ「おやつタウン」が7月20日、津市森町にオープンした。屋内にアスレチックや飲食コーナーがあり、親子連れを中心に県内外からの来場者でにぎわっている。

 同タウンは、ベビースターを製造する「おやつカンパニー」(同市)の松田好旦(よしあき)会長が、「ファンへの感謝の気持ちを伝えたい」と建設した。総工費約35億円。プロフィギュアスケーター浅田真央さんをスペシャルアンバサダー(特別親善大使)に就任させ、テーマ曲「笑顔のおまじない」は歌手の岡本真夜さんに依頼し、集客に成功している。

 建物は鉄骨2階建て延べ4000平方m。おやつカンパニー久居工場の隣に立つ。目玉の一つが国内最大規模の屋内アスレチック。コース全長が195mの3階建てで、ロープにつながれ空中散歩する。ベビースターのキャラクター「ホシオくん」の形をした高さ9mのすべり台もある。ベビースターの味付け体験ができる「ホシオくんキッチン」では実際の商品にノリ塩やココアなどの液体をベビースターと混ぜて自分好みの味に仕上げられる。

 入園料は13歳以上が700円、4~12歳が450円。各種体験は別料金。年中無休。無料駐車場あり。

 施設関連の話題性でいくと、5月に開庁されたいなべ市新庁舎に併設された「にぎわいの森」も注目される。名古屋市の有名パン店、カフェ、大阪市の洋菓子店など県外の5店が出店し、にぎわいを創出している。3・6ヘクタールに市庁舎とにぎわいの森があり、建設事業費95億8900万円。ブランド力のある有名店を招き、市を訪れる人を増やし、ひいては若者の定住を即すという戦略。しばらく様子を見たい試みだ。

 鉄道ファンに人気が出そうなのは「ナローゲージスタンプラリー2019」。7月20日スタート。夏休みチャレンジ企画でスタンプを集めるとオリジナル缶バッジが手に入る。8月31日まで。

 ナローゲージとは、軌道幅の狭い鉄道で、運行するのは「三岐鉄道」(四日市市)、四日市市あすなろう鉄道(同)、黒部峡谷鉄道(富山県黒部市)の3社だけ。3社の鉄道駅のスタンプを収集する形で実施するのは初。ただし、黒部峡谷鉄道の駅では実施されず、同鉄道の「黒薙(なぎ)駅」のスタンプを借りて代替駅の三岐鉄道の東員駅に置く。

 三岐鉄道の北勢線西桑名、阿下喜の2駅を集めると北勢線オリジナル缶バッジが、あすなろう鉄道の四日市、内部、西日野の3駅分では同鉄道オリジナル缶バッジが、それぞれプレゼントされる。5駅を集めた上に東員駅で黒薙駅のスタンプを押せば「コンプリート」となって黒部峡谷鉄道の缶バッジまでもらえるというものだ。
(月刊東海財界 2019年9月号掲載)