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四日市市長
森 智広 氏 インタビュー

地域の特色などをふまえた四日市市のご紹介をお願いします。

四日市市長森 智広 氏

四日市市は、東西交通の要衝に位置し、古くから東海道の宿場町であるとともに港町として栄え、全国で45番目の市として明治30年に市制施行しました。この「四日市」の名前は、室町時代に4の付く日に定期市が開かれるようになったことが由来と言われています。

高度経済成長時代には、臨海部への石油化学コンビナート企業の立地を中心として産業集積が進み、近年では内陸部に世界最先端の半導体工場が立地するなど、我が国有数の産業都市として発展を続け、現在は三重県内の市で一番多い、31万人の人口を有しています。

四日市市は港とともに発展してきました。令和元年度に開港120周年を迎えた四日市港の外貨コンテナの取扱量は全国10位となっています。最近では、外国客船の寄港も増えています。令和2年10月には、乗客定員5600人の巨大客船の入港も予定されており、海外からのお客様のゲートウェイにもなっています。


産業の中で占める割合は?

鈴鹿山麓の豊かな自然の中で栽培されるかぶせ茶、日本で使われているものの約8割を占めると言われる万古焼の土鍋などは、全国のトップシェアを占める四日市の自慢の特産品です。

このほか、最近注目を集めているのは四日市港の工場夜景です。日本にある工場夜景の中でも、四日市の工場夜景はトップクラスの迫力と美しさを誇ると言われています。市内には、全国でも珍しい工場夜景が見下ろせる展望展示室「うみてらす14」など多くの鑑賞スポットがありますし、県外からの参加者が7割を占めるクルーズ船も運航しており、工場夜景の「聖地」、四日市ならではの観光資源となっています。

また、日本一大きいからくり人形である大入道のこどもである、市のマスコットキャラクター「こにゅうどうくん」は、以前から市民では知らない人がいないほどの存在だったのですが、ゆるキャラグランプリで上位に入ったり、テレビやライブへの出演などで、全国にもファンが増えています。


産業の中で占める割合は?

令和2年は、「東京オリンピック・パラリンピック」が開催されるとともに、令和3年は、「三重とこわか国体」、「三重とこわか大会」の開催年にあたることから、四日市でもスポーツ熱が高まることが期待されます。

特に、「三重とこわか国体」、「三重とこわか大会」におきましては、四日市市でも8種目の競技が開催されることが決まっており、新たな体育館やサッカー場、テニスコート、野球場などの施設整備を進めているところです。既に完成した四日市テニスセンターは既に国際大会の予選大会にも利用されていますし、令和2年に完成する体育館は三重県で最大規模になります。こういった施設ができることで、市内の選手の育成はもちろん、全国レベルの競技観戦など、さまざまな面から市民のスポーツ振興につながることが期待され、スポーツを通じて市民の健康の向上につなげていきたいと考えています。

また、令和2年度は、四日市市において市制施行から123周年となり、「1・2・3 四日市」の合言葉のもと、様々なイベントを企画しています。

まずは、5月16・17日(土・日)に、「2020東海・北陸B-1グランプリin四日市」を開催いたします。四日市のご当地グルメと言えば、分厚い豚肉をニンニクと一緒に濃いめのたれでソテーした「四日市トンテキ」です。是非、この機会に四日市に来ていただき、四日市トンテキをはじめ、各地のご当地グルメを楽しんでいただきたいと思います。

また、令和3年3月7日には、四日市市中心部を発着点とした、初のハーフマラソンの開催を予定していますし、ほかにも、多くのイベントが開催される予定で、市民・事業者・行政が一体となって市制施行123周年を盛り上げていきます。


産業の中で占める割合は?

御浜町の産業は、農業が主です。水田は稲作で、畑は大半がみかんです。みかん以外では、梅が栽培されています。野菜は、地元で消費される程度です。
一方、人口減で、生産者も減り、約1,000haあったみかん畑が約500haに減り、約1,000戸の農家が約600戸に減りました。

少子高齢化の時代を迎え、人口増加策や定住化策などはあるのか?

四日市市の現在の人口は約31万人であり、平成20年代前半から減少基調で推移していましたが、平成30年度には8年ぶりに増加に転じました。特に就労目的による20代の若者の転入が目立ち、産業都市四日市ならではの特徴と言えます。ただ、長期的に見れば全国と同様に少子高齢化の流れを受けて減少傾向は変わらないと予想されるため、この減少傾向をいかに緩やかにできるかが課題であると考えています。

3年ほど前までは、三重県全体の待機児童の6割近くを四日市が占めていましたが、保育園などの施設を増やし、令和元年度にはゼロにすることができました。

また、保育園を卒業した児童が小学校に入学した際、子どもを預ける場所が不足する「小1の壁問題」に対しても、学童保育所設置を支援することで「学童保育の充実」を図っています。

そのほか、第3子以降保育料無償化や、任意予防接種への補助といった独自の子育て施策を多角的に展開しているところです。

四日市に仕事で転勤してきた人たちに、「子育てするなら四日市」としても選ばれることを目指し、子育て施策に力を入れています。

四日市市は、東海三県で人口の多い方から数えると7番目ですが、税収では多い方から4番目になります。四日市市は産業都市として、四日市コンビナートのある港と内陸部の半導体の工場のバランスがとれて足腰の強い経済構造になっているからであり、この産業都市としての強みに加え、生活するまちとしての魅力も加えることで、人口減少社会に入る今後も名古屋圏での存在感を高めていきたいと考えています。

国や県への要望は?

四日市市は長年渋滞に悩まされており、その解消策として北勢バイパスの早期整備を要望しています。

また、四日市港においても、コンテナ取扱機能の高度化や効率化、災害時における物流機能の確保のための施設の改修等の予算を要望しています。
いずれも四日市市だけでなく、周辺地域の経済活動を向上させるインフラ整備であり、国や県にも継続的にお願いしていきたいと考えています。

公務を離れた時はどう過ごしている?

家族と過ごす時間を大切にしています。
平成30年2月に一番下の子が産まれ、その年の4月には育児休暇を取得し家事・育児も行いました。子供は男の子が3人で、小学生の長男と次男は、私も長年プレイしていたラグビーを始めました。最近は、休みが取れれば子供とサイクリングに行ったりもしており、家族と過ごす時間は最高のリフレッシュの時間です。

読書に関しては、最近ブロックチェーンの本を読みました。ブロックチェーンは、データをシェアして管理するというコンピューター技術の概念ですが、ICTやAIの話は、市民サービスの向上や働き方改革にもつながる可能性があるので、四日市でも応用できないか、という点で関心があります。

また、公務以外でも、市民の皆さんに直接自分の声を届けるために、朝に市内の駅前で街頭演説を続けています。これは市議の時からはじめ、これまで680回を超える回数行っています。実は、今日も朝6時半から8時にかけて演説をしました。この駅前に立つことは、市民に寄り添う大切な機会であり、これからも大切にしたいと考えています。

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