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春のリニューアルめじろ押し

志摩スペイン村の呼び物、パレード

志摩スペイン村や、名張忍者ミュージアム

 春からリニューアルする施設等を取り上げたい。まず志摩市の「志摩スペイン村」。昨年25周年を迎え、今季は「春スペしよう!」をキャッチフレーズに、新たなアトラクションなどでファンを呼び込む戦略という。

 同村の中根博文社長(63)は、「アニバーサリーの反動、休日の増加、コロナウイルスの流行などマイナス要素が多いが、消費者に再認識いただける新しい感動、体験をお届けする」とマスコミ、旅行関係などを前にした内覧会であいさつした。詳しい内容は、應治久子営業企画部長(55)が説明した。

 力を入れたのはAR(拡張現実)技術を使う「拡張現実シューティング・オバケハンター」。小学校にオバケが出現し、オバケハンターとなって音楽室や理科室などの中を探索しながらオバケを退治する。スマートフォンの空間認識カメラと銃型デバイスを合わせた最新の「3D空間トラッキング」とAR技術で、現実と非現実の境界をさまよいつつゲームの世界観に没入できる。家族で楽しめるアトラクションだ。8月31日まで。

 「シルコ・デ・ティエラ~ネオ~レジェンド」は、アクロバット、ジャグリング、イリュージョンなどを「炎」と「水」のスペクタクルな演出とともに競演するサーカスエンターテインメント。3月20日から。呼び物のパレードは「エスパーニャカーニバル〝アデランデ〟」。キャラクターショーやフラメンコショーなどの出演者が総出でパレードする。

 外国人に人気が高い〝NINJA〟に目を付けたのは名張市の「赤目ビジターセンター」。3月28日に「名張忍者ミュージアム」としてオープンさせる。NPO法人赤目四十八滝渓谷保勝会が2019年度から3年計画で整備を進めている。市が3月までの第1期工事2500万円、20年度の第2期は700万円を補助する。4月20日までの展示は地元住民から寄贈された鎖かたびら、ずきんなど忍者関連の資料を集める。亀井利克市長(68)は恒例の滝まいり行事や聖火リレーとの一体的なイベントを考えていくとしている。

 菰野町のアウトドア施設「フォレストアドベンチャー・湯の山」は、3月に「ジップトリップコース」を新設する。身長110㎝以上から遊べ、9つのアクティビティを30~45分という短時間で楽しめる。森の中を約80㎝滑空する「ジップスライド」もある。「地元の小さなお子さんを持つ家族の方にも来ていただきたい」と担当者。

(月刊東海財界 2020年3月号掲載)